探偵ブログ

家出人調査の問題点

血縁関係の有無に関わらず、家出人の調査は非常にデリケートな側面を有しています。多くの方は家出人という言葉から家庭内のトラブルを想像されますし、場合によってはよからぬ噂の原因となることもあるようです。事実、ご家族は世間体を気にして家出人を探すことを躊躇してしまうケースが少なくありませんし、そのこと(時間の経過)が調査を難しくするという問題点があります。

一方、失踪者、行方不明者については、すぐに警察へ届け出るべきだ、と考える方も多いようです。もちろん、手段として間違っているわけではありませんが、実状としては警察の捜査で家出人が見つかるということはほとんどありません。誘拐や未成年者の失踪など、事件性のあるケースを除けば、警察が行方調査を行なう例はきわめて少ないのです。

中には独力で家出人を探そうとなさる方もいます。お気持は分かりますが、行方調査および所在確認の作業は大変な労力を要しますし、専門的なノウハウ無しに成功させることは困難です。公的な機関に協力(情報提供)を仰いでも、個人情報保護の風潮が強まる昨今、十分な協力を得るのは難しいでしょう。

以上の問題点を考えるにつけても、家出人をはじめとする失踪者の調査は、やはり探偵事務所などの専門業者に依頼すべきであると考えます。事業の形態としては、かなり特殊なサービスを提供する仕事ですから、ご依頼に抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
「もしかして高額な費用を請求されるのではないか…」
「依頼するにしても、本当に見つかるのか…」
当社にも様々なお問い合わせが寄せられています。

費用は?期間は?まずはお問い合わせ・ご相談ください

最も多くお電話頂くのは、やはり料金・費用に関するお問い合わせです。調査料金は、調査の期間、方法、成否、あるいはご依頼の内容によって異なるため、一概にいくらだと提示することはできません。しかしながら、当社では【任意の数字】~【任意の数字】円程度のご予算で対応可能な案件も多く、料金につきましてはできる限り依頼主様のご希望に沿う形で、調査の方法を決めさせて頂きます。料金の一部後払いや分割払いにも柔軟に対応させて頂きますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

調査の期間および難度は、主に以下の要素に左右されます。

・失踪者に逃走の意図があるか
・調査すべき場所がどの程度特定されているか
・行方不明、音信普通になってからどの程度の期間が経過しているか
・依頼者から得た失踪者に関する情報量

「失踪者に逃走の意図がある」ケースとしては、債務者の夜逃げや、配偶者の家出などが該当します。極力発見されないように、いわば計画的に失踪する場合もあれば、ストレスなどが原因で衝動的に家出してしまう場合もあるでしょう。そのときの状況によって調査の難度は大きく変化します。

「調査すべき場所」というのは、おそらく県内にいるであろうとか、もしくは特定の人物の元に身を寄せているであろうとか、「調査が必要な範囲が限定されているかどうか」という意味です。当然、調査範囲が特定されている事案ほど、調査期間は短くなりますし、発見に至る可能性も高くなります。

費用節約のためにも情報提供にご協力ください

「どの程度の期間が経過しているか」というのも行方調査を左右する大きなポイントです。例えば、先週から行方が分からなくなったケースと、失踪者と10年間音信が途絶えているケースとでは、調査の難度に大きな差があります。長期間に渡って行方が分からない案件の方が調査も長期化する可能性が高く、従って料金も高額になる傾向があります。当社が依頼主様に「できるだけ早い段階でのご依頼」を促すのはこのためです。

「依頼者から得た情報」は、行方調査を行なう際のいわば羅針盤となります。失踪者の交友関係、よく出入りする店、利用している車の車種などはもちろん、人柄や性格、趣味や嗜好なども大いに参考になります。そのため、ご依頼の際はかなり詳細なヒアリングを行なうことになりますが、何卒ご協力の程、よろしくお願いいたします。できれば最近撮影された失踪者の写真(正面から大きく写っているものが望ましい)もご持参ください。依頼主様からの情報提供量が多ければ多いほど、所在確認の成功率は高くなります。

当社は個人情報の扱いに細心の注意を払っています。ご依頼の内容も含め、依頼主様から提供された情報が外部に流出する危険性はございませんし、守秘義務も徹底しております。契約書や報告書など、書面上の情報(およびデータファイル)につきましても、調査後は全て処分させて頂きます。調査中、聞き込み作業などを行なうこともございますが、依頼主様の名前は伏せて婉曲的に情報を聞き出すため、依頼の事実が外部に漏れるということもございません。