
一口に浮気といってもいろいろなケースがあります。
- 旦那が遊びのつもりで行った夜の街で、一夜だけの浮気がバレたケース。
- 社内恋愛の発展型で本気の浮気になったケース。
- いわゆる悪い女にたぶらかされたダメ旦那のケース。
- 幼稚園のママ友との不倫や元カノとのW不倫というケース。
当探偵社では数限りない様々な浮気の現場を見てきていますが、その中から一つ、記憶に新しいケースをご紹介します。
ご紹介するのは、旦那の浮気を知りつつも我慢して耐える妻の事案です。
テレビドラマなどでは不倫に耐える妻の姿を見かけることもありますが、実際には旦那の浮気を黙認することはありません。
ご承知の通り、夫婦とは赤の他人同士が一緒に住むだけの生活ではありません。楽しい時も悲しい時も、同じ価値観で物事を共有できることが重要なのです。
しかし、実際には「すべての価値観を共有している」なんて夫婦を見たことがありません.
甘い新婚時代には、相手を優先してお互いにいたわり愛情をもって接していましたが、ある一定の時期が過ぎると旦那は自分の趣味や友達との時間に、妻は子育てを中心に友人とのお喋り
や買い物に時間を費やします。
その生活の中で今日あった出来事を話したり、肌で感じ合ったりしながらも男女の関係を超えて信頼関係の中で穏やかな生活をしています。
ところがお互いが認め合った穏やかな生活で歯車が狂うと、男女の関係に戻ることになります。「サヤに戻る」ときもあれば、お互い意地になって「別室」での生活になることもあります。
こうなるとかえって修復に時間がかかります。そうなった夫婦の切実な話です。
依頼者の方の了承を得て、依頼者目線でご紹介します。但し、プライバシーの観点から一部内容を変えておりますのでご理解ください。
浮気を開き直った夫と決別するために浮気調査を依頼するまで
私の旦那はもともと他人に愛想が良く、すこしお調子者です。でも気が付くし、何でも嫌がらずにYESと答えてやってくれる人でもあります。
その旦那がなんとなく怪しいと感じ始めたのは不自然な下着の汚れなんです。それからは旦那の言動や行動に注意はしていましたが普段と変わりません。
そんな中、会社の同僚が週明けの会議資料を会社の帰りに持ってきてくれて気付いたわけです。
その日は、その同僚との飲み会の予定だと言っていましたので遅く帰ってくるはずです。夜中に帰った旦那に不倫疑惑を詰め寄りました。「そんな事はない」とその場は終了しましたが、怪しいと感じてその日から家庭内別居に突入しました。
いま考えてみればこれが失敗のもとでした。
旦那は自室で不倫相手と遅くまでメールやツイッターをやっていたようです。
私は制裁のつもりで家庭内別居したのに、和解に出ない旦那に対して日を追うごとに不信を募らせていきました、女の感が怪しいと思わせたんですね。
妻として女として、旦那に対して悶々とした日を過ごしていましたがついに決心しました。
旦那の部屋の書類や名刺、カード決済の果てまで全部調べてみました。都内のちゃんとしたホテルですがカード決済の領収を発見しました。
旦那の仕事内容で平日に個人のカードで決済するわけがない。証拠をつかんだと思いと独りで悩んでいた悔しさとで、帰宅した旦那に不安と怒りの震える声で問いただしました。
そうしたら、領収証が出てきたことで謝ってくると思ったら、なんと「浮気は男の甲斐性!」と開きりお風呂へ向かいます。この期間、ずっと悩んできた私にとって許せない一言でした。
お風呂に入る下着姿の旦那に
「あなた!いったい、いつの時代の話をしているつもり?」
「あんたは殿様のじゃないのよ、側室持つほど稼ぎがあると思っているの」
矢継ぎ早に旦那をなじる言葉が出てきました。
溢れる涙と自分の怒りの声で感情は高ぶり大声で叫んでいたのかもしれません。旦那は服を着て出て行きました。「浮気は男の甲斐性!」なんて本気で言う奴はアホです。
旦那はその日のうちに帰ってきたようで、朝には「おはよう」と何も無かったかのように振舞っていました。
旦那が頭を冷やして帰ってきたことと、私自身も大声で発散したからか、それなりにスッキリした気持ちではいました。不倫は許してはいないけれど、なんとなくケジメがついた気になっていたのです。
ところが不倫がバレた旦那は、半ば公認のように不倫相手と別宅を構え始めました。
「私の人生ってなんだったんだろう…」打ちひしがれる気持ちでしたが、その気持ちが徐々に怒りや憎しみの感情に変わり、どうにかして旦那とその浮気相手の女に責任を取らせてから離婚してやろうと思うようになりました。
そこで、離婚や慰謝料請求をするにあたり、まずは浮気の証拠が必要であることを知り、あちこちの探偵社に相談や見積もりをした結果、バーチリサーチの担当の方が親身に相談にのって下さり、また、料金も安いということもあって依頼させていただきました。
不倫調査の結果、夫が不倫相手の女の家に入り浸っていること、女の勤務先など様々な証拠や情報を得ることができ、紹介していただいた弁護士先生に全てを任せる形となりました。
旦那と浮気相手の女からそれなりに慰謝料もとれて子供の親権も得られ、今では前向きな気持ちで穏やかな生活を送ることができています。