離婚をする理由は浮気調査の他にも価値観の違いや親族間のトラブル、モラハラ、DV、など様々です。
今回は離婚の際に起こりうる問題を挙げていきます。
1.親権(子ども)の問題
離婚によって起きる1番の問題は子どもの問題ではないでしょうか。
もちろん子どものいない家庭もありますが現代の日本では6割以上は子どものいる家庭です。
日本の法律では離婚の場合は大抵の場合親権は母親に認められます。
特に乳幼児などの幼い子どもは母親に親権が渡る事が多いでしょう。
親権問題はあくまで子どもに最善な利益に基づいて判断されるので仮に妻(母親)の浮気による離婚でも母親の方が良いと子供の希望があったり経済的にも安定していて子育てに問題が無いと判断されれば親権は母親に渡ります。
そうなると起きるトラブルとしては親権を持てなかった父親が子どもを連れ去り(親であっても誘拐になる)トラブルになるケースも見受けられます。
離婚の際はしっかりと話し合いをして面会の条件など細かく話し合う事が重要となるでしょう。
2.経済面の問題
離婚の際に起きる問題で経済面のトラブルも挙げられます。
今回は浮気による離婚についての経済面のトラブルをお話しします。
まず浮気をした側(有責配偶者)は配偶者に慰謝料を払う義務が生じる場合があります。
こちらは浮気をしていた期間や婚姻期間が長かったり浮気相手が配偶者と関係のある人物であるかどうかなども配慮されます。
こちらは大体日本の場合は50万円〜300万円程度である事が多いでしょう。
次に養育費ですがこちらは浮気に関係なく子どもの利益の為のものですがこちらは夫婦の年収や子どもの人数や年齢によって考慮されますが家庭裁判所の定める「養育費算定表」から決められます。
最後に財産分与です。
こちらも基本的に養育費同様に浮気による影響はありません。
基本的には婚姻中に築いた財産(貯金や不動産、車や家具など)は1/2に分けられます。
ただし、パパ活のような浮気によって大量のお金を使っていたりする事が認められれば配分が調整される可能性もあります。
逆に負債(住宅ローンなど)も同様に扱われるケースが多いので注意しましょう。
3.精神的ストレスと社会的問題
上記に記述した親権や経済的問題は話し合いだけでは折り合いがつかず裁判まで発展するケースが多いです。
そうなると自身でも気付かぬうちに多大な精神的ストレスを抱えることになります。
鬱症状が出たりパニック障害や不安症を引き起こすケースも考えられます。
かなり減っているように見受けられますが日本の文化ではまだまだ離婚に対する偏見などが残っているのも事実です。
離婚して新たな地域に引っ越せば交友関係なども新しくなり子どものストレスになるケースもあります。
目に見えるものでは無いので自身でメンタルケアも気をつけるようにしましょう。