基本的に探偵は刑事事件と言われる調査はやりませんがまれに犯罪行為に関係する調査を行います。
今回は15年の経験談から過去に携わった犯罪関係の調査をご紹介します。
1.心霊案件
今回の依頼は夜な夜な自宅に嫌がらせ(建物を揺らしたり叩くような物音)がする。との事でした。
依頼者の家は一般的な戸建てです。叩くというのは分かるのですが揺らすとはなんなんだろう?と思っていました。
私は不思議な気持ちで現場に入ったのを覚えています。
開始時間は深夜24時車両から依頼者宅にビデオカメラを向けて固定で撮影しています。
犯人が現れた時に証拠に収めるためです。
深夜になっても動きはありません。
深夜3時に依頼主から連絡が来ました。
今家を叩いているけど犯人はいないか?と。
こちら側には誰もいません。
もちろんカメラにも何も写っていません。
しかし依頼主は確かに「ドンドンドンドン」と音が何度もしていたと言います。
(実際に依頼主は証拠になると思いボイスレコーダーを起動していてその音声を聞くと確かに壁を叩いているような音がするのです)ただ何度カメラを見返しても何も写っていません。
私はスピリチュアル的なものを感じ某サイト「大○テル」(事故物件を調べられるサイト)を確認すると依頼主前の建物は一家心中をしている場所でした。
依頼主はもちろんこのことは知っており私がそれを伝えたらどうして知っているのかと、驚いた顔をしていました。
物音がするのに何も映らないというのはそのような可能性もあるかも知れないとお伝えしました。。。
依頼主はこの後、近所のお寺にご相談に行かれたそうです。
2.ハプニングバー案件
今回の依頼は妻がハプニングバーに通っている。そこで知り合った男性と浮気をしているというものでした。
そのハプニングバーの中で性行為を行なっているようなので潜入して証拠を撮影して欲しいというものでした。
ハプニングバーというのは法律的にはグレーな気がしますが印象的だったので紹介します。
潜入する為に店内へ入りましたがまず携帯やカメラは預けなければならず免許の提示も求められます。
その後、数万円を払い中へ入るも中には対象者は確認されず若い露出をした女性店員と全身刺青だらけのオーナーと名乗る男性と全裸の中年男性客のみです。
奥にはSMルームのようなものがあるそうですが様子は見えません。
私は戸惑いながらもカウンターに座りビールを注文しました。
刺青だらけのオーナーはかなり私のことを怪しんでいる様子。
なぜここを知っている?なぜここに来た?
など質問の嵐。
私は適当にやり過ごしながらビールを飲みますがオーナーはずっと怖い顔で睨んでいます。(隣には恰幅の良い禿頭で全裸のおじさんがホットティーを飲みながらニコニコ笑っています)
奥のSMルームから対象者が現れるかと思いビールのおかわりを注文して居座りました。
3杯ほどビールを飲んだところで新たな男女客が現れSMルームへと入っていくのを確認して店を出ました。
結果、対象者は当日そのお店にはおらず別日に出勤していた若い男性店員と浮気をしていたようです。
中々興味深い体験でした。。。
パート4につづく