
探偵になるにはどうすれば良いのか?また、探偵に向いている人の特徴を解説していきます。
1.探偵になる為に必要なこと
探偵になる為に必要なのは以下の項目になります。
⚫︎届出資格があること
まず第一に探偵になる為には必要条件があります。
•成年被後見人(精神上の障害により判断能力を欠くとして、家庭裁判所から後見開始の審判を受けた人)では無い人
•被保佐人(精神上の障害により事理を弁識する能力が著しく不十分である者)では無い人
•禁固以上の刑(禁錮刑は刑務所に拘束、懲役刑は刑務所に拘束して作業を行わせる)であり刑の執行が終了してから5年が経過していない人
•過去5年以内に探偵業業法関の違法を行った人
•反社会的人物(暴力団員)または過去5年以内に暴力団員であった人
上記該当する人物は探偵になる事ができません。
⚫︎届出事業者である事
上記の条件を免れた人が探偵業の届出を出す事ができます。
探偵業の届出には以下の書類が必要となります。(個人の場合)
•探偵業開始届出書
•履歴書
•住民票の写し
•誓約書
•身分証明書
必要書類のダウンロードは以下サイトから行えます。
これらの届出は自分が探偵を行う予定の事務所の管轄警察署に提出します。
これらの届出が受理されると探偵となれます。
2.探偵に向いている人
探偵の仕事の殆どが浮気調査や素行調査といった尾行、張り込み、撮影である事が多いですがこれらの仕事はどのような人物が向いているのか現役探偵が解説していきます。
⚫︎張り込み
行動調査はまず張り込みから始まります。
張り込みは住宅街やオフィス街、歓楽街など至る所で行いますがまずは目立たないようにする事が重要です。
調査発覚は大抵張り込みからバレます。
張り込み位置ややり方が悪いと対象者にバレてしまい調査を行うことが困難となります。
そして同じ場所に長時間待機して対象者を張り込む事になるので物理的に目が良い人、我慢強い人、集中力のある人が向いていると言えます。
また我々の業界では対象者の顔を判断することを面取りと言いますがこの能力はあらゆる場面で必要となります。張り込んでいて対象者が建物から出て来た時にその人物がターゲットか判断する必要がります。
事前に写真などで対象者の情報は貰っていても服装が変わっていたりマスクをしていたり眼鏡をしていたりと判断がむずかしい場面が多いです。この時に面取りが得意な探偵であれば有利となります。
面取りに関して過去に何人か調査員を育てた筆者の感覚だと元からの素養が大きいように感じます。人の顔や特徴を覚えるのが得意な方は探偵に向いているでしょう。
⚫︎尾行
張り込みをしていればいずれ対象者が現れて尾行開始となります。ここで重要なのは怖気つかない事です。
人によっては緊張のあまりパニックで対象者を見失ってしまったり不審な挙動をとってしまいバレてしまう事があります。
また尾行は徒歩、車両、バイク、自転車、公共交通機関(電車、バス、新幹線、飛行機、フェリー)様々です。
このような状況にも対応できるようにしておかなければなりませんし咄嗟の判断が必要となります。
ですので尾行に関しては頭の回転が早い方、乗り物の運転が得意な方、思いもよらぬ事態に陥っても冷静でいられる方が向いていると言えます。
万が一尾行がバレてしまっても挙動不審にならないよう常に冷静であることが大切です。
尾行に関して過去に何人か調査員を育てた筆者の感覚だと経験値が必要だと感じます。
最初は緊張していて全然だめだった調査員が上手になるケースもありましたし最初は良かった調査員が1度の発覚で距離感覚がおかしくなるケースも見てきました。尾行が上手になるには経験値が1番と言えます。
⚫︎撮影
最後に撮影です。張り込んで尾行して肝心な証拠となる写真を撮影しますがこちらもまた良い写真をバレずに撮るのは難しいです。
最初からうまく撮影できる方は少ないでしょう。
経験値が試される作業となります。またカメラも複数種類を扱うのでわカメラの知識も必要になります。
撮影に関してはすでにカメラの機能に詳しい方、肝心な場面でも冷静でいられる方が向いていると言えるでしょう。
また小型の隠しカメラなどは高性能な新しいものが次々と発売されています。カメラに興味を持ち試してみることも重要と言えます。
以上が探偵になる為の簡単な説明となります。
当社は経験値の高い調査員が困難と思える依頼も成功させるようにプランを組み立てます。
相談は無料ですのでお気軽にご相談ください。