離婚の原因は様々ですが今回はセックスレスによる浮気について慰謝料のことなども含めて解説していきます。
1.セックスレスは離婚事由になる？
日本ではセックスレスは離婚事由になる場合があります。
民法770条により下記の離婚事由が該当します。
⚪︎不貞行為がある
⚪︎悪意で遺棄される
⚪︎生死が3年以上不明
⚪︎強度の精神病にかかり回復の見込みがない
⚪︎その他結婚を継続できない重大な理由がある
セックスレスは最後の項目である「その他結婚を継続できない重大な理由がある」に当てはまります。
セックスレスが離婚事由になる条件としては下記項目が該当します。
⚪︎長期間に渡る場合
⚪︎正当な理由がない場合
⚪︎夫婦間で解決の努力がない場合
上記のような場合は離婚事由となります。
2.セックスレスによる浮気でも慰謝料請求はできるのか？
セックスレスが理由で不倫行為をした場合でも慰謝料請求はできます。
⚪︎浮気の証拠がある
当然ですが不倫相手との密会現場の写真や報告書がある事が重要です。
⚪︎婚姻関係が破綻していない
長期間別居していたりしていると慰謝料が認められない場合があります。
⚪︎セックスレスは不倫の理由にはならない
セックスレスは不倫の理由にはなりませんが慰謝料の額に影響が出る場合があります。
裁判所が事情を考慮して慰謝料の減額となる場合があります。
結論、セックスレスが理由でも浮気をされたら慰謝料請求はできます。
3.セックスレスを解消するには？
セックスレスになる原因として以下の項目を考えます。
⚪︎身体的な原因
病気やホルモンバランスの影響があるかもしれません。
⚪︎精神的な原因
プレッシャーやストレスや過去のトラウマが原因であることも多いです。
⚪︎仕事や子育てが原因
忙しく疲れている場合もセックスレスになる原因の一つです。
解決策として一般的には下記の項目があります。
⚪︎コミュニケーションを増やす
⚪︎自分の希望だけではなく相手の気持ちを尊重するようにする
⚪︎手繋ぎやハグなどスキンシップを増やす
⚪︎共に過ごす時間を増やす
⚪︎寝室の雰囲気を変える
⚪︎子供を預けて2人きりになる
⚪︎外見を整える
⚪︎専門家（カウンセリング）に相談する
⚪︎医療機関に相談する
諦めるのではなく根本的な問題を解決を目指すのも良いかもしれません。
浮気による慰謝料に関しては過去の記事も参考にしてみてください。
