探偵ブログ

「なんとなく怪しいけど、いきなり探偵や弁護士に相談するのはハードルが高い…」

そんなとき、多くの人がまず考えるのが 「自分でできる範囲で浮気を確かめたい」 という方法です。

ただし、やり方を間違えると相手から逆に「違法行為」で訴えられる、浮気の証拠どころか、夫婦関係が決定的に壊れる、裁判で「不利な証拠」として扱われてしまうといったリスクもあります。

この記事では、

1.自分でできる「比較的安全な」浮気チェック

2.絶対に避けるべき「違法・グレーな行為」

3.自分での調査の限界と、探偵に任せるべきタイミング

を、探偵の視点からわかりやすくまとめます。

1.自分でできる「比較的安全な」浮気チェック

まずは、相手のプライバシーや法律を侵さずにできる範囲から見ていきましょう。

ここでは、比較的リスクの低い情報整理が中心です。

A.日時と行動の日記やメモをつける

日記やメモというのは軽視されがちですが裁判においては決定的といえないまでも有効です。

・残業や外出(宿泊)が増えた日

・帰宅時間が深夜帯になった日

・明らかに態度がおかしかったタイミング

○月○日(金)

残業と言いつつ、お酒を飲んでいた、深夜02:00タクシーで帰宅

○月○日(日)

急に一人で車で出かける、何をしているか言わない、帰宅21:00

こういった記録は、あとで状況を整理するときだけでなく、

探偵や弁護士に相談する際の「重要な材料」になります。

B. レシートや家計の記録を確認する

普段行かないエリアの飲食店レシートや2人分と思われる金額の会計、仕事では無さそうなホテル・タクシー・高速道路の利用など、自宅に残っているレシートや家計簿の範囲でチェックするのは、比較的安全な確認方法です。

ここで大事なのは、こっそり財布を漁るのではなく、「家計管理の一環」という建前で把握すること

無理やり財布の中をあさる行為は、状況次第でトラブルの元になります。

C.会話の内容・態度の変化に注目する

・こちらが質問しても、やたらと話をそらす

・スマホ・仕事・友人の話になると、急に不機嫌になる

・予定を詳しく話したがらなくなった

などの変化も、立派な「兆候」のひとつです。

ここでは、問い詰めるのではなく“情報を聞き出す姿勢” が大事です。

「最近残業多いけど、仕事大変?」
といった、普通の会話として成立する範囲で様子を見ましょう。

D.洗濯物・身なりの変化を“観察するだけ”にとどめる

見慣れない下着が増えた

急に美容や筋トレにこだわり出した

服の香水や柔軟剤の匂いが変わった

口臭を気にし始めた

こういった変化は、依頼主からもよく伺います。

2.「違法・トラブルになりやすい」自力調査

ここからがとても重要な部分です。最近ご自身や友人に頼んで旦那なり奥さんを尾行して完全にバレて依頼される方が多いです。

こちらの記事も参考にしてみてください。

浮気調査を自分で行うときの注意点

浮気が疑われると、どうしても「真実を知りたい」気持ちが先走りがちですが、

やり方を間違えると、自分が“加害者”扱いになる危険があります。

A.スマホのロック解除・LINEの無断閲覧

勝手にロック番号や指紋認証を登録して覗く

相手が寝ている間に指を使ってロック解除

合い鍵のようにスマホを管理し、ロックを破る

などは、プライバシー侵害や不正アクセスの問題になるおそれがあります。

特に、パスワードを不正に入手・突破する

クラウドに勝手にログインする

SNSやメールのアカウントを本人の許可なく覗く

といった行為は、ケースによっては刑事事件レベルに発展することも考えられます。

「夫婦だから大丈夫」
「家族だから見てもいいはず」
という感覚は、法律上そのまま通用しません。

B.盗聴器・隠しカメラを仕掛ける

パートナーの部屋・寝室・車内などに、こっそり盗聴器を設置

小型カメラを使って、相手が気づかない場所で常時録画

これらは、盗聴・盗撮・プライバシー侵害として

違法性が非常に高く、絶対におすすめできません。

特に、風呂・トイレ・寝室など

着替えやプライベートな場面

を撮影する行為は、明確な犯罪行為になります。

C.無断でのGPS機器の取り付け・位置情報追跡

市販のGPSを、不倫相手の車、持ち物(カバン・自転車など)に許可なく取り付けて追跡することは、ストーカー規制法やプライバシー侵害、不法侵入ならびに器物破損に関わる可能性があり、かなり危険です。

悪いのは向こうと言う理由は裁判・判例では 通用しないケースが増えています。

 D.職場・ホテルなどへの不法侵入

・勝手にオフィス内に入り込んで写真を撮る

・ラブホテルやマンションの敷地内に侵入して撮影する

・他人の駐車場に無断で入り込む

こういった行為は、不法侵入・建造物侵入等の問題になり得ます。

E.執拗な尾行・待ち伏せ・つきまとい行為

毎日のように後をつける、自宅や職場周辺で長時間張り込む、浮気相手らしき人物を執拗に追いかけるこれは、ストーカー規制法やつきまとい行為として扱われる可能性があります。

プロの探偵は、法律の範囲内、公道や取材の自由の範囲内で慎重に調査しますが、個人が同じことを感情的に繰り返すと、かなり危険です。

3.自分での浮気調査には「限界」と「副作用」がある

自力の調査には、次のような問題があります。

A.証拠としての「弱さ」

スマホの画面写真、たまたま見かけた状況の写真、怒りに任せて録音した会話などは、裁判・調停でどこまで証拠として認められるかは微妙です。

やり方次第では、「違法な手段で取った証拠」と判断される、そもそも証拠能力が低いと扱われてしまう可能性もあります。

B. バレたときのダメージが大きい

自力調査がバレた場合、相手の警戒心が一気に上がることで証拠隠滅が進みます。夫婦関係の修復が困難になるなど、状況が悪化してから探偵・弁護士に相談するケースがとても多いです。

調査発覚について

C.探偵に相談した方が良いタイミング・ケース

次のような状況なら、自分だけで抱え込まず、探偵への相談を検討してよいタイミングです。

・離婚や慰謝料請求も視野に入れている

・子どもがいて、親権や生活への影響が心配

・すでに何度かケンカになっていて、関係がギリギリ

・自力での尾行や確認を試したが、うまくいかない

・相手が明らかに警戒していて、行動が読めない

当社は15年以上の調査実績であらゆる場面に対応、アドバイスが可能です。

お気軽にご相談ください。

03-4405-9635

info@birchtantei.com

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よくある質問(FAQ)

Q1. 自分でスマホを覗いて撮ったスクショは証拠になりますか?

ケースによりますが、無効ではありません。ただし取得方法が問題視される可能性があり、逆にトラブルや反撃材料になることもあります。無理にスマホの中身を見ようとする前に、まず専門家に相談し、取るべき行動を確認した方が安全です。

Q2. GPSを車に付けるのは絶対ダメですか?

誰の所有物か、どんな目的かなどによって評価は変わりますが、近年は 配偶者間でも問題視される傾向が強くなっています。

Q3. どのタイミングで探偵に相談するのがベストですか?

こちらに記事をお読みいただき兆候が3つ以上当てはまる場合は当社にご相談ください。

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