親権問題は離婚にあたり慰謝料や財産分与よりも重要な項目となる事が多く多くの方が悩まれています。
今回は配偶者の浮気が原因で離婚した場合の親権について解説していきます。
1.浮気によって離婚した場合の親権
基本的に親権は浮気によっての判断よりも子どもの利益が最優先されます。
よって子どもがまだ幼い場合は浮気をした原因が仮に妻にあっても親権は母親である妻に渡る事が多いです。
また、子どもと親の関係や養育環境（経済的な問題など）や養育の実績が考慮されます。
つまり浮気によって親権が決定される事は少なく話し合いで折り合いがつかない場合は家庭裁判所が様々な子どもにとっての利益を最優先とした判断が下されます。
ただし日本の法律では一般的に母親に親権が渡る事が多いのが事実です。
次に父親が親権を獲得するための方法を解説していきます。
2.父親が親権を獲得する為には
⚫︎子どもとの関係性を示す
これまでにどの程度子どもと関わってきたかを示す必要があります。
送り迎えや習い事の行事参加など細かく示せるようにします。
⚫︎養育の環境と経済力
子どもにとって最善の住環境や経済力があることを示します。
収入や財産の証明が有効です。
⚫︎妻の育児環境に問題がある場合
配偶者である妻による子どもへの虐待であったりネグレクトなどの証拠が提示されれば親権が父親に渡る場合があります。
⚫︎子どもの意見
年齢がある程度に達していた場合子どもの強い意見があれば親権が父親に渡る場合があります。
3.親権以外に離婚時に必要な事
親権以外にも離婚時には（特に浮気による離婚などどちらかに責任がある場合）は話し合いで折り合いがつかず裁判までになってしまうケースがあります。
慰謝料や財産分与などの問題がおきますので過去の記事を参考にしてみてください。
