基本的に探偵は刑事事件と言われる調査はやりませんがまれに犯罪行為に関係する調査は行います。
今回は15年の経験談から過去に携わった犯罪関係の調査をご紹介します。
1.美人局案件
こちらの案件は美人局の被害にあった男性からの依頼です。
被害にあった男性はある女性と出会い系サイトで知り合いホテルに行ったところ怖い男性が現れて「俺の女に手を出しやがって、ふざけるな」、、、
と言った流れから免許の写真を撮られてしまいお金も50万円程脅し取られている状況でした。
今回の依頼は再び会ってお金を渡す段取りをしているから別れた後に尾行して家を突き止めて欲しいとの事でした。
※この時点で警察には相談済みでしたが動いてもらえなかったか何かしらの事情があったかと思います。
依頼主と別れた後、尾行を始めましたがやはり後方を振り返ったりと警戒があります。
※調査員は2名体制でバイクと徒歩で追いかけています。
男はお金を受け取った場所から少し離れたコインパーキングから車に乗り込みました。
精算をして発進するタイミングで車を脇に寄せて反対側の駐車場に隠れていたバイク調査員の方に歩いて行きました。
咄嗟にバイク調査員は他の車の下に隠れました。
男はバイク調査員が潜っている車の近くまで行きましたが誰もいないのを確認して再び車に乗って発進。
その後バイク調査員もすぐに追いかけて男性の住所を判明させたのですが男が近づいてきた時、男性調査員はバイクのヘルメットが挟まって車の下から抜け出せなかったらしいのです。
万が一見つかっていたら大変な状況でした。。
ちなみにその美人局の男性と女性はその後警察が動いて逮捕されています。
2.ハンコ偽装案件
こちらはハンコ屋さんからの依頼です。怪しい男がある会社の社判を作りにきたのでその会社に問い合わせたところそのような事実はないとの事でした。
そこでその男が判子を受け取りに来る日に張り込んで、男性が現れたら尾行して欲しいという内容でした。
当日、男が1人で現れました。黒のスーツ上下にシンプルなビジネスバッグといういでたちですがどこかしっくりこない感じです。30歳程度のおそらく中国人。
ハンコ屋さんも協力者です。男が現れたら店に置いているドラえもんの人形をひっくり返すというサインを出してくれました笑
男は判子を受け取りビルを出ます。
美人局案件同様にやはり犯罪者ですからかなり警戒しています。街中を振り返りながら歩いて突如現れたSUV車両に乗り発進。
こちらは徒歩とバイクで追いかけていますのですぐにバイクに二人乗りで尾行開始。
赤坂の中国人関係者が多く入居するビルに入りました。
こちらの案件も調査後、警察が動いて判子を偽装した男性は逮捕されました。
パート2へ続きます。